学校での舞台芸術体験が,指導要綱改訂の中で鑑賞時間を設定することさえ難しい状況になっています。「子ども格差」「子どもの貧困」という言葉が生まれている現代においては,子どもたちが長時間過ごす学校での舞台芸術体験ができる環境を整えることも大切だと考え活動を進めています。
今後も毎年行っている県内全ての教育団体への舞台芸術公演アンケートも活かしつつ,様々な手段で小規模校や離島など困難地域を視野に入れながら進めていきます。
子どものための優れた舞台芸術をプロとして専門的に制作し,学校での公演をおこなっている劇団や音楽団体の多くは首都圏・関西圏に集中しており,小規模校・僻地校では,学校での舞台芸術鑑賞授業が企画されても経済的な問題が大きく,公演をあきらめるケースが多くなっています。かごしま子ども芸術センターでは,舞台芸術鑑賞授業がなかなか企画できない学校での公演実現へむけて様々な努力を行います。